
インターネットの普及により、ネットショップ(オンラインショッピング)の伸びてきている百貨店業界。
現在は、パソコンがなくてもスマホ1台あれば、お買い物ができてしまう時代です。
ネットで物が買いやすいくなるで、百貨店業界でも実店舗販売に新たな施策や工夫を凝らすようになりました。
今回は、百貨店の実店舗とネットショップ(オンラインショッピング)の違いを比較しながら、消費者側がどのように使い分けていくと便利なのか、ご紹介してまいります。
百貨店の実店舗のメリットとデメリット
百貨店の実店舗を利用する際のメリットとデメリットがそれぞれありますので見てまいりましょう。
百貨店の実店舗のメリット
百貨店の実店舗のメリットをあげてみました。
・販売員がいるので質問できる
・店員と顔見知りになるとお得な情報を得られる
・ショッピング以外の目的も満たされる
・商品がすぐに手に入る
・インフォメーションカウンターがある
●商品の現物を見ることが出来る
実店舗で商品を見たり、触ったり、洋服や靴であれば試着することが出来ますので、購入後に失敗したということが少ないでしょう。
●販売員がいるので質問できる
興味ある商品であれば、その商品について詳しく知りたくなるものです。
自分で分からないことがあれば、販売員に質問することができます。
●店員と顔見知りになるとお得な情報を得られる
何度か足を運んで店員に覚えられると、自分好みの商品や自分に似合う商品、または入荷情報などお得な情報を教えてくれます。
●ショッピング以外の目的も満たされる
百貨店内にあるお店はショッピングエリアだけではありません。
飲食店や美容関連、マッサージ、お子様が向けの憩いの場など、買い物以外の目的も満たすことが出来ます。
実店舗であれば、買い物だけでなく、他のことも一緒に済ませておくことができます。
●商品がすぐに手に入る
在庫状況によって取り寄せになることもありますが、基本的にその場で手に入ります。
●インフォメーションカウンターがある
「どこに何があるのかよく分からない」、「欲しいものがどこに行けば手に入るのか教えてほしい」「探すのが面倒」という方は、インフォメーションカウンターで聞くことが出来ますので、探す手間が省けます。
百貨店の実店舗のデメリット
百貨店の実店舗のデメリットをあげてみました。
・営業時間が決まっている
・興味ないものでも販売員からおすすめされる
●ネットショップに比べ料金が高い
実店舗の販売商品は、ネットショップに比べ、どうしてもコストがかかるので、同じ商品でも販売価格が高くなる傾向にあります。
●営業時間が決まっている
営業時間が決まっていますので、営業時間外に行きたくても当然お店は閉まっています。
●興味ないものでも販売員からおすすめされる
全ての店舗に当てはまるものではありませんが、販売員は質問ができてメリットな部分もありますが、時には興味ないものでもおすすめされたり、ただ見るだけで寄ったにもかかわらず、「何かお探しですか?」と不必要に声掛けされることがあります。
販売員の営業スタイルにもよるところなので、その人との相性などで、感じ方も変わってくる部分です。
ネットショップ(オンラインショッピング)のメリットとデメリット
次にネットショップ(オンラインショッピング)を利用する際のメリットとデメリットを見てまいりましょう。
ネットショップ(オンラインショッピング)のメリット
ネットショップ(オンラインショッピング)のメリットはこんなところでしょうか。
・住まいの近くに百貨店が無くても購入できる
・時間がない方にも効率よく買い物できる
・実店舗に比べ料金が安い
・販売員から営業されることもない
・家具などの大きな商品の品揃えは実店舗より豊富
・サイズが豊富
・少しマニアックな商品を探している時
・店頭では買いにくいものが豊富
●24時間営業
ネット環境さえ整っていれば24時間いつでもどこでも購入できるのがオンライン最大の強みです。
買い物できる時間は人それぞれですので、どんなライフスタイルの方でも利用しやすい特徴があります。
●住まいの近くに百貨店が無くても購入できる
行きたい百貨店があっても地元や近くないという方でも買い物することが出来ます。
●時間がない方にも効率よく買い物できる
実店舗に行く必要がありません。
また、慣れれれば、短時間でお買い物が済んでしまいますので、電車の移動時間やお昼休みなどに利用して効率よく買い物することが出来ます。
●実店舗に比べ料金が安い
実店舗の販売比べ、ネット販売は人件費などのコストが抑えられるので、同じ商品でも安い料金で購入することが出来ます。
●販売員から営業されることもない
実店舗と違い販売員がいないので、無駄に声をかけられることもありませんので、気軽にネットショッピングをすることができます。
●家具などの大きな商品の品揃えは実店舗より豊富
家具などの大きな商品は販売面積の関係もあり、実店舗では全て見ることができません。
色々見比べたい方であれば、オンラインが効率的です。
また、実店舗で購入したとしても持ち帰ることが出来ませんので、発送手続きが必要となります。
●サイズが豊富
実店舗では売れ筋のサイズを多めに用意してありますが、イレギュラーサイズの在庫は少ない傾向にあります。
イレギュラーサイズで購入する場合は、オンラインのほうが手に入りやすいでしょう。
●少しマニアックな商品を探している時
あまり需要がない商品は実店舗では扱われない傾向にありますので、少しマニアックな商品を探している時はオンラインで探すとよいでしょう。
●店頭では買いにくいものが豊富
ダイエット商品や育毛剤など、身体的な悩みを解消するための商品は店頭では購入しずらいと思う方も多いのではないでしょうか?
これらの商品は、オンラインのほうがよく売れていますので、百貨店側もネットショップへの掲載に力を入れています。
ネットショップ(オンラインショッピング)のデメリット
ネットショップ(オンラインショッピング)のデメリットです。
・販売員がいないのでその場回答を得ることが出来ない
・商品がすぐに手に入らない
・インターネットの利用に慣れていないと欲しい商品にたどり着かない
●商品の現物を見ることが出来ない
実店舗では商品を見たり、触ったり、洋服や靴であれば試着することが出来ますが、オンラインではそれが出来ません。
商品購入後に実物を見ることになりますので、思っていたサイズ、色が違っていたという可能性があります。
●販売員がいないのでその場回答を得ることが出来ない
興味ある商品について質問したくても、販売員がいないので、その場で聞くことが出来ません。
お問い合わせフォームなど設けてあっても、回答に数時間、長い場合、数日待つことになります。
●商品がすぐに手に入らない
オンラインの場合、早くても翌日となるので、今すぐに必要な時は実店舗でなければなりません。
●インターネットの利用に慣れていないと欲しい商品にたどり着かない
普段インタ―ネットを利用しない方にとっては、検索方法が分からなかったりするなど、欲しい商品にたどり着かない可能性があります。
辿り着いたとしても、支払い方法でつまずくこともあるでしょう。
百貨店の実店舗とネットショップ(オンラインショッピング)の使い分け
百貨店の実店舗とネットショップ(オンラインショッピング)のメリットとデメリットをあげてみましたが、いかがでしたでしょうか?
消耗品で再購入する商品や下調べしてあるなど商品について詳しく知っていれば、ネットショップ(オンラインショッピング)の利用がよいでしょう。
しかし、初めて購入する商品でよく分からない部分があったり、購入に不安がある場合、失敗したくない場合は実店舗の利用がよいかもしれません。
また、同じ百貨店でも実店舗運営とと通販サイトの運営は別会社になっていることもあります。
そうなると、実店舗の在庫が切れていても、通販サイトでは在庫があったりします。
店頭部門とオンライン部門では、在庫からサイズ展開まで、全く別部門で動いてますので、通販サイトの在庫を簡単に廻せるわけではありません。
実店舗運営と通販サイトの運営が別会社となると実店舗の販売員はオンラインの在庫状況まで把握していませんので、このようなアドバイスを受けることもないでしょう。
どうしても欲しい商品が在庫切れの場合は、実店舗と通販サイト(オンラインショッピング)を両方確認することで、入手できるかもしれません。
この先、百貨店の実店舗とネットショップ(オンラインショッピング)それぞれの良さを活かして使い分けることができれば、お買い物上手になることでしょう。