LRTと共に宇都宮の大きな話題となっている宇都宮駅東口エリアの整備事業。

宇都宮は東京から新幹線で約50分で行き来できるアクセスの良さに加え、工業団地が充実しており、日本を代表する主要企業が生産拠点を置いています。

駅の利用者は右肩上がりとなってきているなか、さらなる企業誘致を積極的取り組んでいくことでしょう。

「宇都宮駅東口地区整備事業」(再開発事業)の優先交渉権は野村不動産

6月25日にJR宇都宮駅東口の市有地にコンベンション施設や商業・宿泊施設などを一体的に整備する再開発事業の優先交渉権者を、野村不動産を代表とする17社に決定しました。

公共施設の設計は隈研吾建築都市設計事務所が中心となり、民間施設を含む総事業費は約387億円となります。

 

「宇都宮駅東口地区整備事業」(再開発事業)の狙い

~ネットワーク型コンパクトシティの中核となるコンベンション施設を含む複合開発~

宇都宮市と民間事業者が官民連携のうえ、コンベンション施設を中核とした複合開発を進めます。

商業施設、高度専門医療の拠点となる病院、ホテル、オフィス・生活サポート施設、分譲マンション等を、コンベンション施設と 一体的に整備されます。

野村不動産2018年7月30日発表資料より

 

宇都宮駅東口地区整備事業のポイント

①宇都宮市地元企業を中心としたコンソーシアム体制 コンソーシアム17社中、8社を地元企業で構成し、地域の特性を生かした施設の開発や運営。

②県都の顔にふさわしい都市景観の創出地元産の大谷石を活用した、宇都宮の山並みを想起させるデザインにより、市の玄関口にふさわしい景観を形成。

③まちに開かれた都市型コンベンションの施設は、3層に配置された交流広場に面しており、外部空間との一体的な利用を想定。

また、駅前という立地を生かし、国際学会からスポーツイベントまで、多様な催事に対応することで常時にぎわいを創出。

④アフターコンベンションニーズにも応える高品質ホテル。(ホテルブランドは未定)

ビジネスマンやコンベンション施設利用者が快適に滞在できるだけでなく、アフターコンベンションにおけるVIP対応も想定した高品質で洗練されたホテルを整備。

⑤最先端の医療技術を提供する高度専門医療施設。

脳神経外科疾患、心疾患などを専門的に治療する病院を開設予定。

脳卒中、心筋梗塞などの予防サービスの提供を 広く行うことで、地域に対する貢献を果たし、専門的治療の提供をもってホテルと連携したメディカルツーリズムについても対応していく。

⑥災害に強い施設計画と施設間連携による地域防災拠点の形成。

包括的な防災・セキュリティセンターの整備や、コンベンション施設による帰宅困難者受け入れにより、災害に強い防災 拠点を整備。

また、共同事業者や周辺地域との連携により、大規模災害時に統合的な機能を発揮する「災害対策拠点ネットワーク」を構築し、災害に強いまちを実現していく。

 

「うつのみやシンフォニー」(代表企業・野村不動産)の施設計画

うつのみやシンフォニーが提案内容は、

『うつのみや』を世界都市にするまちづくり ―すべてをつなぐネットワークハブ構想―

をコンセプトに民間施設と公共施設を分棟方式で建設します。

2千人規模の大ホールがあるコンベンション施設と交流広場を中心に、北には商業施設やホテルが入る14階建ての複合施設を、南にはオフィスやホテルが入る25階建ての複合施設や6階建ての医療施設を整備します。

市はホテルの事業者名を明らかにしていませんが、南北のホテルは別事業者が運営する方針です。

20階建ての分譲マンションも建設する予定です。

 

●民間施設

・中央街区①
複合施設(14階層):商業(1~5階)、宿泊(5階の一部~14階)、業務(6階の一部)
駐車場(5階層):自走式駐車場(480台)

・中央街区②
複合施設(25階層):生活サポート(2~5階:教育、子育て、金融)、業務(6~2階)、宿泊(14~25階)、駐車場(66台)
医療施設(6階層):高度専門病院

・南街区
分譲マンション(20階層):147戸

 

●公共施設

・中央街区①
コンベンション施設(4階層)
1階:大ホール2,000人、小会議室80人×8室
2階:大会議室308人×2室
3階:中ホール700人
4階:小会議室97人×2室
交流広場(1,2,3階):コンベンション施設との一体化利用が可能

・南街区
市営自転車駐車場(3階層):自転車2,379台、バイク184台

 

2018年9月の事業契約の締結、同年12月の公共施設等売買契約等の締結を経て、同年度末までに基本設計に着手し、 2022年8月の供用開始を目指しています。

 


完成イメージ

野村不動産2018年7月30日発表資料より

 

コンベンション施設イメージ

野村不動産2018年7月30日発表資料より

 

現在の宇都宮駅東口エリア

●中央街区①の現在の様子

餃子人気店宇都宮みんみんなどがあるほかは駐車場や空き地が広がっています。

 

●中央街区②の現在の様子。

スタミナ健太の宇都宮餃子館と駐車場として利用されています。

 

●南地区の現在の様子

タクシープールと駐輪場として使用されています。

 

LRT開業に合わせて

宇都宮市がLRT(Light Rail Transit)次世代型路面電車システムを骨格としたネットワーク型コンパクトシティの中核として位置付けており、都市機能の集積による地域の利便性向上と、各施設機能の広域的な連携で、新たな需要を創出し、宇都宮市のさらなる発展が期待されています。

LRTは2022年3月開業を目指して工事が始まりに、それに加えてこれらの大規模再開発完成が同年8月を予定しています。

長らく低密利用と言われてきたJR宇都宮駅東口の景観は一変していくことになりそうです。

 

宇都宮駅東口地区の整備により、駅東口の複合ビルが宇都宮の顔として、栃木県を象徴になることを期待したいと思います。

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