近年、Amazonや楽天などのECサイトが台頭し厳しい状況に置かれている百貨店業界。

しかし、各百貨店が工夫を凝らしながら、業績を伸ばしている店舗もあります。

最近だと、エイチ・ツー・オーリテイリングがM&Aで規模を拡大したり、松坂屋・大丸のJ.フロントリテイリングが新業態「GINZA SIX」を開店したりと、百貨店業界は生き残りをかけて様々な動きが見られます。

今回、2018年全国百貨店店舗別売上ランキングTOP10と各百貨店店舗の特徴をご紹介したいと思います。

2018年全国百貨店店舗別売上ランキングTOP10

2018年(2017年度)全国百貨店の店舗別売上高(1位~10位)を見てみましょう。

ランキングは2018年8月15日の日経流通新聞(日経MJ)で掲載された全国百貨店売上ランキングのデータとなります。

【2018年 全国百貨店 店舗別 売上高ランキング】

順位 店舗名 売上高 対前年比
1位 伊勢丹新宿本店 2,741億円 +2.1%
2位 阪急うめだ本店 2,403億円 +9.0%
3位 西武池袋本店 1,851億円 -0.8%
4位 JR名古屋高島屋 1,557億円 +21.1%
5位 三越日本橋本店 1,553億円 -5.9%
6位 高島屋大阪店 1,414億円 +8.8%
7位 高島屋日本橋店 1,342億円 +1.0%
8位 高島屋横浜店 1,316億円 +1.7%
9位 あべのハルカス近鉄本店 1,176億円 +15.0%
10位 松坂屋名古屋店 1,176億円 -2.5%

 

店舗単独で2000億円を越る売り上げは伊勢丹新宿本店と阪急うめだ本店の2店舗のみ。

逆風の百貨店業界のなかでも圧倒的な売り上げを誇ります。

しかし、それ以外の店舗が弱く、本店が売り上げを引っ張っています。

そして、このランキングで目立つのが高島屋。

トップテンに高島屋が4店舗(名古屋、大阪、日本橋、横浜)もランクインしており、高島屋ブランドの強さが際立ちます。

 

ランキングTOP10 各百貨店店舗の特徴

全国にたくさんの百貨店が存在しますが、各百貨店店舗の特徴がよく分からなければ、わざわざ遠出してまで出かけようとは思わないでしょう。

そこで、2018年全国百貨店店舗別売上ランキングTOP10にランクインした百貨店の特徴をまとめてみました。

 

1位 伊勢丹新宿本店

“東の雄”「伊勢丹新宿本店」。

ブランドコンセプトが「ファッションの伊勢丹」というだけあって「世界最高のファッションミュージアム」と言われ、日々「世界で最高・最速の品ぞろえ」にこだわります。

特にファッション系に強く、バイヤーの手腕が高く評価されていて、幅広い年齢層を網羅した品揃えです。

価格は少し高めですが、他では見られない納得の商品が並びます。

新宿店にはメンズ館も併設されており、こちらも品揃えが充実しています。

伊勢丹の建物自体1920年代半ばから国内でも流行し始めていたアールデコのスタイルを取り入れて建築されており歴史と風格を漂わせています。

公式ページ 伊勢丹新宿本店
オンラインショッピング 伊勢丹オンラインストア

 

2位 阪急うめだ本店

 

 

“西の雄”「阪急うめだ本店」。

百貨店店舗別売り上げランキングでは毎年常に上位に位置し、ハイブランドも数多く出店している「阪急うめだ本店」通称「うめ阪(はん)」。

ファッションや化粧品の品揃え、センスの良さや若い女性からの支持、メンズ館の存在などで「伊勢丹 新宿店」とよく比較されます。

ファッション以外でも「文具雑貨マルシェ」や「阪急スイーツストーリート」などジャンルの幅広さも特徴です。

建物はアーチ型天井や建築家伊東忠太氏デザインの旧コンコースなど特徴的なデザインです。

公式ページ 阪急うめだ本店
オンラインショッピング HANKYU E-STORES TOP

 

3位 西武池袋本店

東に西武、西に東武のライバル百貨店が巨大ターミナル駅に並ぶ池袋。

「西武池袋本店」は年間来客数は7,000万人以上とも言われて、集客・店頭売上高ともに国内屈指の規模を誇る百貨店です。

また、「デパ地下」と呼ばれる地下の食品コーナーには特に力を入れており、「デパ地下ブーム」の火付け役になりました。

地下3階に1700平方メートルの集中厨房を設置し、助産師が常駐して妊婦や出産後の女性の無料相談に応じる「プレママステーション」など新たなソリューションサービスを創出しています。

公式ページ 西武池袋本店
オンラインショッピング 西武・そごうの公式ショッピングサイト e.デパート

 

4位 ジェイアール名古屋タカシマヤ

名古屋駅直上の立体都市・JRセントラルタワーズ。

その中核施設として、2000年3月15日に誕生した「JR名古屋高島屋」。

2017年には、「タカシマヤ ゲートタワーモール」という百貨店の枠組みにとらわれない商業施設を開業しました。

個性的でお洒落なショップが並び、レストラン街や家電量販店、ホテル・オフィスとも隣接し、名古屋駅上に魅力ある立体都市を構成しています。

公式ページ ジェイアール名古屋タカシマヤ
オンラインショッピング 高島屋公式オンラインストア
大人のための好感度ファッション通販 タカシマヤファッションスクエア

 

5位 日本橋三越本店

江戸時代の1673年に呉服屋(着物屋)として開業した「三越」は、日本で一番歴史の古い百貨店です。

本店である「日本橋三越本店」の建物は1914年に建てられ、ルネッサンス様式の歴史的建造物の指定を受ける重厚な建物で、内装は格調高い色彩で彩られています。

本館1階の中央ホール吹き抜けにある大きな「天女像」は見応え充分。

中央ホールのパイプオルガンはほぼ毎日演奏されており観光目的として訪れる方もいらっしゃいます。

比較的年齢層が高い方に人気で、一流ブランド店の出店が多く、品揃えも高級品が目立ちます。

地下1階の「菓遊庵」は日本各地の銘菓を集めたセレクトショップで、見た目の美しい和菓子を数多く取り扱っています。

公式ページ 日本橋三越本店
オンラインショッピング 三越オンラインストア

 

6位 大阪タカシマヤ

「髙島屋」の本店がここ「大阪タカシマヤ」。

大阪のミナミ、難波にあり、地下鉄なんば駅直結の百貨店。

関西国際空港からのアクセスの良さから、地元だけでなく海外旅行者まで多くの人が利用しています。

広い店内は、エリアごとに厳選された品揃えになっているため、効率よくショッピングをできます。

国内最大級の品揃えを誇る「タカシマヤウォッチメゾン大阪」は、海外から時計を買いに訪れる人も多くいます。

レストランフロアではお寿司や天ぷらなどの和食はもちろん、大阪名物の串カツやお好み焼きなども楽しむことができます。

公式ページ 大阪タカシマヤ
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7位 日本橋高島屋

1933年に建てられた「日本橋高島屋」は百貨店初の重要文化財に指定されたました。

当時から現存する百貨店建築の中でも最大級の規模です。

中央通りに面したエントランスから続く、1階と2階2層分の大理石の柱が並ぶ吹き抜けや村野藤吾がデザインしたシャンデリアなど内外装とも当初の姿を保ち見ごたえ充分。

ショッピングだけでなく、レトロな日本の雰囲気を楽しみたい方も必見です。

公式ページ 日本橋高島屋
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8位 横浜タカシマヤ

横浜駅西口を代表する大型百貨店「横浜タカシマヤ」。

食料品や横浜名物のお土産が充実した品揃えのデパ地下は人気です。

8階の催会場で行なわれるイベントや物産展は地元の方だけでなく遠方の方も訪れます。

公式ページ 横浜タカシマヤ
オンラインショッピング 高島屋公式オンラインストア
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9位 あべのハルカス近鉄本店

日本一の高さ300mを誇る超高層複合ビル「あべのハルカス」。

その地下2階~14階の10万平方メートルに広がる「あべのハルカス近鉄本店」。

ヤングレディス専門店街「solaha(ソラハ)」や日本最大級のレストラン街「あべのハルカスダイニング」など、幅広い世代に対応しています。

広々とした店内は広い通路や高い天井が特徴で、ベビーカーでもゆったりとショッピングを楽しめます。

休憩スペースや各種イベントも充実しているので、買い物しなくても充分楽しめます。

公式ページ あべのハルカス近鉄本店
オンラインショッピング 近鉄百貨店ネットショップ
近鉄百貨店のファッション通販サイト「ハルカス スタイル」

 

10位 松坂屋名古屋店

1611年に呉服小間物商として創業した百貨店「松坂屋名古屋店」。

2010年には大丸と吸収合併しました。

地元名古屋では他店舗より格上い位置付けられており、高齢層を中心に根強いファンがついています。

東海地方では愛知県と静岡県を中心に5店舗展開していますが、その中心となる名古屋店は、本館・南館・北館合わせると売り場面積日本第2位の広さになります。

品揃えは豊富なのはもちろんのこと、本館地下1~2階にある食品売り場「ごちそうパラダイス」は地元の人気店や最旬グルメを一堂に会し、惣菜、スイーツ、ワインなど圧巻の品揃え。

お土産も販売しており、訪日旅行者向けにモバイル決済サービス「WeChat」「QQWallet」を化粧品売り場で導入しているのも大きな特徴です。

公式ページ 松坂屋名古屋店
オンラインショッピング 大丸松坂屋オンラインショッピング

 

まとめ

私も10年ぶりにとある都内百貨店に行ってみましたが、店員の対応、サービスレベルが昔より格段に上がっていると感じました。

百貨店にとって厳しい時代ですが、その分各店舗特徴を伸ばしたり、以前に比べ努力している姿勢を感じることができます。

今後も、東京オリンピックの開催などを控えておりますので、各社どう仕掛けていくのか目が離せません。

お休みの日など、普段あまり行くことがない百貨店に足を運んでみると新たな発見があるかもしれません。

 

百貨店の売上は店舗販売が軸となっていますので、ランキング上位の百貨店はオンライン(通販サイト)でも使いやすいかと言えば話は別です。

そこで、各百貨店のオンライン(通販サイト)の特徴をまとめてみましたので、ネット通販を利用される方はこちらもチェックしみてください。

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