歴史と伝説を残すパワースポット宇都宮二荒山神社
 

宇都宮駅と東武宇都宮駅の中間地点にある宇都宮二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)、通称として「二荒さん」。

式内社(名神大社)論社、下野国一宮。

神紋は「三つ巴(菊に三つ巴)」。

日光の二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)との区別のために鎮座地名を冠して宇都宮二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)と呼ばれようになりました。

古くは宇都宮大明神などとも呼ばれていました。

宇都宮二荒山神社の御祭神は、豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)です。

豊城入彦命は第10代崇神天皇の第一皇子で、毛野国(現在の栃木県と群馬県)を拓き、東国を鎮めたと古事記に書かれています。

戦いの神と呼ばれる程武徳に優れ、源義家、源頼朝、徳川家康など有名な武将が戦勝祈願のために神社の改装や寄進を行ったと伝えられています。

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見事な境内は宇都宮のシンボル

ビルや商業施設が立ち並ぶ宇都宮市街地の大通りに突如洗われる大きな両部鳥居の存在感と、そこから続く参道と長い石段の迫力に、初めて訪れる方はつい見いてしまうことでしょう。

この大鳥居は、樹齢400年の栃木県産のケヤキで作られています。

第二次世界大戦で焼失してしまった江戸時代の両部鳥居を平成二十年(2008)に建て替え復元しています。

石段の上には神門があります。

 

●参道

 

●神門

 

●手水舎

身と心の清め方

①右手でひしゃくを持って水を汲み、左手で手を洗う。

②ひしゃくの左手を持ちかえて、右手を洗う。

③ひしゃくを右手に持ちかえ、左手に水を受けて、口をすすぐ。
(ひしゃくには直に口をつけない)

④再び左手を洗う

⑤最後にひしゃくを立てて柄を洗い流す。

 

●排殿

 

●狛犬

 

●神馬の像

 

●須賀神社・市神社

 

●初辰稲荷神社

 

●神興庫

 

数々の伝説を残した平将門を討った霊剣

平安時代中期、関東を代表する豪族として名を馳せた武将「平将門」。

平将門の乱で討ち取られた後に晒し首となった平将門の首は、何ヶ月経っても腐ることはなく、まるで生きているかのように目を見開いて、斬られた自分の五体を探し求め空を飛んでいたという伝説があります。

東京都千代田区大手町の「平将門の首塚」に平将門の首を祀っている塚が存在します。

この場所は、関東を目指して空高く飛び去った将門の晒し首が、途中で力尽きて落下した地点の一つだとされています。

この首塚では、過去に建て替え工事を行った際に事故が起きたり、工事関係者や省職員の中から謎の病などの不審死を遂げる者が相次ぎ、「平将門の祟り」と言われるようになり、今も首塚はそのままとなっています。

その平将門の乱で、将門を討ち取ったのが藤原秀郷。

藤原秀郷は宇都宮二荒山神社で授かった霊剣をもって将門を討ったと言い伝えられています。

平将門の乱で藤原秀郷が着用したとの伝承がある兜「三十八間星兜」(国指定重要美術品)が現在宇都宮二荒山神社に伝わっています。

 

七水によるパワースポットで男性は包容力、女性は美しさがアップ

宇都宮を守護し発展させたといわれる二荒山神社。

豊城入彦命が開祖といわれ、幸福が続き争いを退けるというご利益を授かることができるそうです。

宇都宮には江戸時代に選定された七ケ所の湧水、「七水」がありますがそのうちの1つが境内にあります。

宇都宮名水「七水」のひとつ「明神の井の湧き水」は、明治天皇の御行幸の際はこの水を茶の湯としたと伝えられています。

また、この水を使うと書道が上達するという言い伝えのほかに、男性は包容力が上がり女性は美しくなると伝わっていますので、男女ともご利益のあるスポットです。

 

●女体宮

女体宮は安産の神様として知られおり、安産祈願を受ける妊婦さんも多くいます。

安産祈願は妊娠五ヶ月の戌の日に行くと良いとされていますが、体調によって良い日を選ぶとよいでしょう。

安産祈願で訪れる際は事前に社務所に問い合わせてみることをおすすめします。

 

神社への予約などは不要ですので、宇都宮の市街地を巡る際に伝説とご利益を体感しに訪れてみてはいかがでしょうか?

 

宇都宮駅からバスのアクセス

宇都宮駅からバスで行く際は、宇都宮パルコやメガドンキホーテ前のバス停「馬場町」または「二荒山神社前」で降りると神社が目に前にあります。

駅から徒歩でも歩ける距離ですので、時間がある方はぷらっと歩きながら行ってみるのもよいかもしれません。

 

詳細データ

施設名 宇都宮二荒山神社
受付時間 08:30~15:50
ご祈願時間 09:00~16:00 30分毎
初穂料 お願い事1つにつき
個人 5千円/1万円/2万円
安産 1万円/2万円
会社団体 1万円/2万円/3万円/5万円
※初穂料によって御神札や撤下品が異なります。
住所 〒320-0026 栃木県宇都宮市馬場通り4丁目1 馬場通り1丁目1-1
地図
アクセス 宇都宮駅西口からバスで5分、
宇都宮駅西口から徒歩15分、
東武宇都宮駅より徒歩15分
駐車場 有り(最大300台収容)
利用時間:08:00~21:00
30分/100円、最大12時間/800円、             ご祈祷の方は利用時間内2時間無料
問い合わせ 宇都宮二荒山神社 社務所
TEL 028-622-5271
HP http://futaarayamajinja.jp/

 

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