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ビーナス『餃子像』誕生秘話と惨劇の歴史【宇都宮駅の観光スポット】

JR宇都宮駅西口目の前にひっそりとたたずむ『餃子像』。

宇都宮市を訪れる観光客や、市民の待ち合わせ場所として利用されています。

 

『餃子像』は西口に設置される以前は、東口に設置されていました。

現在は宇都宮駅のちょっとした観光スポットでもあり、JR宇都宮駅のシンボル的存在の『餃子像』ですが、過去に悲惨な状況にも見舞われることもありました。

そんな、『餃子像』の歴史にも触れながらご紹介してまいります。

 

目次

『餃子像』の誕生秘話

宇都宮の餃子の歴史は戦時中にさかのぼります。

宇都宮で餃子が広まるきっかけは、宇都宮にあった陸軍14師団が満洲へ派遣され、その中の兵士が宇都宮に帰ってきたときに現地で食べていた餃子を持ち帰ったことでした。

 

また、栃木県は、餃子の具材に欠かせないニラの年間生産量が全国1位を争うほどです。

寒暖の差が大きい宇都宮では、安くて栄養のある餃子がスタミナ源として好まれてきました。

こうして、徐々に宇都宮市民のソウルフードとして餃子が定着していったのです。

 

宇都宮が全国でも餃子の街と知られるようになったのは最近です。

宇都宮市が街おこしになるようなことはないかと探していたところ、宇都宮市の餃子の購入額が日本一ということを知りました。

そして、1990年に「宇都宮餃子会」を発足させるなど、餃子の街おこしの取り組みが始まりました。

 

その後更に追い風となる出来事がありました。

1993~1994年にタレントの山田邦子さんが司会をしていた「おまかせ山田商会」の企画で宇都宮に『餃子像』が設置されることになりました。

 

この街おこしの企画がきっかけに、宇都宮市が「餃子の街」として全国的にも有名になっていくこのです。

 

『餃子像』はビーナス?

餃子像

 

『餃子像』は餃子の皮に包まれたキャラクターに見えますがビーナスが餃子の皮に包まれた姿を表現しています。

像に使用された石は柔らかく加工がしやすい地元産出の「大谷石(おおやいし)」でつくられています。

デザインは現代彫刻家の西松鉱二氏がてがけています。

 

『餃子像』の胴体が割れる惨劇に・・・

現在、JR宇都宮駅西口前に設置されている『餃子像』ですが、以前は東口に設置されていました。

元々、JR宇都宮駅東口広場に設置されていた『餃子像』ですが、2008年に西口へ移動することになりました。

 

そして、その移動作業中に像が転倒してしまい、脚と胴体部分が割れるという惨劇に見舞われたのです。

壊れた『餃子像』は、懸命な修復作業により一命をとりとめました。

 

よく見ると分かるのですが、壊れてしまった修復跡が分かります。

餃子像修復跡

 

割れた石の間にボルトを通し、セラミックボンドで接着しています。

 

ビーナス『餃子像』がお土産に

餃子像もなか

 

『餃子像』のお土産を探している方におすすめのお土産が「餃子像もなか」。

探している方なんていないですかね?

宇都宮駅でしか入手できないお土産で味も抜群なので手軽なお土産でお探しの方におすすめです。

宇都宮パセオ内の老舗菓子店「桝金(ますきん)」で購入できます。

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ビーナス『餃子像』 まとめ

宇都宮駅西口のシンボル的な存在のビーナス『餃子像』。

場所は宇都宮駅改札のある2階から西口を出た目の前にあります。

 

電車で宇都宮に来る方は是非、立ち寄ってみてください。

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